2012年4月の独り言

1日(日)エイプリルフールですね。じゃあ雪、って事で(笑)。

4月だというのに、冗談抜きで冷え込んでいます。皆さん、風邪や花粉症の具合はいかがですか?ワタクシはしばらく漢方薬でおさまっていたものの、もうこの一週間ほどは市販の鼻炎薬を手放せない状況です(涙)。朝はくしゃみで目覚めるというね。

もう先月の話になってしまいますが、アンサンブル・エヴォリュエの演奏会「扉」に出演しました。今回ワタクシはドイツロマン派のステージで2曲+αと、ブラームスのドイツレクイエム(抜粋)を雨森先生の指揮、そして熊谷先生と2台のピアノで共演できるという事で、お話を頂いて以来ずっと楽しみにしておりました。ドイツレクイエムの初合わせでは1台のピアノを連弾したのですが、担当エリアが分かれているとは言え、若干窮屈な思いもしつつ(苦笑)、息を合わせる作業が初回に間近で自然とできた事は良かったように思います。毎回一日練習だったにもかかわらず、あっという間に終わってしまって、もうヘトヘトなはずなのに、そこにいる誰もが高揚したいい表情だったのも印象的でした。
また、この曲が選ばれた直後に起こった震災、団員さんの急逝など、試練を乗り越えようとするワタクシたちの思いに本当に寄り添ったテキストだった事もあり、今思えば、この作品に出会う事になったのは偶然ではなくて、そういう巡り合わせだったのだと思えてなりません。聴きに来て下さった皆様、今回も譜めくりに駆けつけてくれたYちゃんをはじめ、支えて下さったスタッフの皆様、本当にありがとうございました。

打ち上げにて啓ちゃん先生と。先生のピースマークがどうしてワタクシの顔の前なのかというと、特徴的なベーゼンドルファーの譜面立てを表現しているからです。2台のピアノが抱き合わせの形でセッティングされたため、今日一日ワタクシの顔がこんな風に見えてた、という訳ですね。

来年は岐阜で、雨森先生の指揮によるオーケストラとの共演でドイツレクイエムの機会が予定されています。練習ではピアノで参加しますが、本番では歌わせてもらえそうなので、本当に楽しみです。ただ、歌いたいのはテナーパートだったりするのですが。。


24日(火)夏のような日でした。

先週の土日は、第3回コーラスめっせでした。今年のゲストは清水敬一さんと松本望さん。お二人とも、今本当に全国的に人気のある方ですね。その証拠に、講習会や演奏会が事前の心配をヨソに大にぎわいでした。
ワタクシは今回、「土の歌を歌おう公募合唱団」で清水先生と初めてご一緒したのですが、笑いを交えたパワフルで的確な指導、そのおおらかな音楽と人間性に圧倒され、本当に時間があっという間に過ぎていきました。松本望さんとは、作品を初演したり、また再演させて頂く機会があって知り合う事ができたのですが、本当に素晴らしい作品を次々と生み出し、ご自身も優秀なピアニストでいらっしゃいます。それでいて、ちっとも偉そうにする事なく佇まいが爽やかな方で、あらためてご本人はもちろん作品とピアノのファンになりました。お二人とも、このイベントに出て下さった事で、関西に新たなファンがたくさん増えたはずです。
単独ステージとしては、ブリランテ&ドルチェと、中田喜直さんの「美しい訣れの朝」(抜粋)を共演、いずみホールの響きにも助けられて、作品の持つ魅力を再認識しながら演奏する事ができました。また、初めて今年はコンクール課題曲講習会に関わったり、高校生合同合唱との共演で松下耕さんの「信じる」をアトリウムにて演奏しました。

初回から実行委員(名ばかりですが。。)として連続で関わっているこのイベント、準備段階でいろいろ大変な事もありながら、人や作品との出会いに毎回心から感謝できるものとなっています。出演者、聴いて下さる方々、裏方スタッフも含めて、このイベントに関わる全ての人にとって、そういうイベントであったなら幸いです。来年4月13日、14日、また開催が予定されておりますので、今回事情があって来られなかった方や、知らずにいた方、是非要チェックです!!

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