2011年11月の独り言

1日(火)秋晴れ。というにはチト暑い。。

いよいよ今年も残す所あと二ヶ月となりました。速いなぁ、時の経つのは。近頃特にそう感じるようになりました。ここんとこバタバタしてるからなぁ。。
先月末の土日は大阪と京都で本番でした。土曜日は、いずみホールでカンティ・サクレの第二回演奏会、日曜日は、京都コンサートホールにて合唱団まいと一緒に国民文化祭「合唱の祭典」に出演。どちらもワタクシにとって大変有意義な時間となりました。

結成10年を迎えるサクレ、今回のプログラムは、アヴェマリアを集めた1ステ、フィンランド語に挑戦した2ステ、趣向を凝らした3ステ、そして4ステは高嶋みどりさんの「女の肖像」でした。選曲の段階でまず悩み、音取りやフィンランド語を身体に叩き込むのに大変な苦労をしたり、目にも耳にも楽しいステージを作るのに頭を悩ませたり、アカペラで気合い入れすぎて声が整わなくなったり。また、ワタクシが練習に毎回参加できなくなった事で、練習の進め方も考えなければならなくて大変だった事と思います。それだけに、あの大勢のお客様を迎えて舞台に立った時は、感慨もひとしおでしたし、アンコールを終えた時の温かい拍手に、大変だった事が全て報われた気持ちになり、心底ホッとしました。今回も多治見から両親が聴きに来てくれて、実家の母も孫の侑希ちゃんと一緒に聴いてくれて、いつもお手伝いしている合唱団の団員さんも大勢応援に来て下さって、終演後着替えて会いに行ったら、みんな笑顔で迎えてくれたのが何より嬉しい事でした。ステマネ藤田さん、譜めくりスト佳子ちゃん、いつも支えて下さって本当にありがとうございます。
打ち上げは梅田某所のイタリアンだったのですが、翌日のホールリハを控えていたために40分ほどだけ参加した後に移動。でもホッとしたみんなの顔を見ながらの食事は、短時間でも充分楽しめる時間となりました。

合唱団まいは、今回諸事情によりテナーが普段より二人も少なくて、急遽雨森先生がテナーに入られ、指揮者なしで演奏する事になったのです。これまたワタクシにとってはちょっとした試練でした。いつもより余計に歌い手さんたちとコンタクトをとりつつ、音楽の流れを止めずに運ぶという役割を仰せつかった訳ですね。いやぁホントに何事も経験がだいじ。実に勉強になりましたし、本番が楽しかったぁ!なんかね、少人数だからこそでしょうけど、一体感とか共鳴とか溶け合うとか、そういう感覚がすごくあって。全国大会とは違う曲だったので練習は大変でしたけど、また新鮮な気持ちでコンクールレパに向きあえそうです。

そうそう、土日にもうひとつ感じた事。いずみホールでベーゼンドルファー、京都コンサートホールでスタインウェイというこの贅沢。しかも両日たくさんのお客様に恵まれて。皆様のお陰でワタクシ、ピアノ弾きとして最高に豊かな環境を楽しませて頂いて、本当にしゃーわせです。


23日(水・勤労感謝の日)くもりのち雨。寒さはマシ、かな。

青森での全国大会が終わりました。審査結果は連盟のホームページでもご覧頂けますが、ワタクシが共演した同志社グリークラブが大学部門で銀賞、合唱団まいが一般A部門で銀賞、そしてCANTUS ANIMAEは一般B部門で金賞と青森県知事賞を受賞、来年の全国大会シード団体に選ばれました。どの団も本番の演奏は最近で一番集中力が高くていいものでしたし、審査結果は結果としてありますが、ワタクシとしては今とても清々しい気分でいます。
伊東さん、雨森さんはじめ、共演して下さった歌い手の皆様、悩んだりした時間も含めて、皆さんと過ごした全ての時間はワタクシの大切な財産となりました。ありがとうございました。何度も言いますが、ワタクシは去年まで全国大会に出演どころか聴いた事すらなかったのです。皆さんのお陰で全国大会三昧(?)を味わう事ができました。共演した三団体が別部門でしたから、合間に練習を入れたりしていた事もあって、あまり他の団体を聴く事ができなかったのは残念ですが、それは嬉しい悲鳴というものですね。同グリの皆さんは、この後に定期演奏会を控えて猛練習の毎日でしょうか。ここからが大変ですが、身体に気をつけて頑張って下さい。皆さんのバイタリティと誠実な姿勢をもってすればきっと大丈夫です。まいの皆さんはクリスマスコンサートの準備でしたね。しばらくご一緒の機会がないのは残念ですが、また次回の濃い練習を楽しみにしています。CAの皆さんとは、一ヶ月後に演奏会を控えて、またまた濃い時間をご一緒する事になりそうですね。手つかずになっている他の曲、なんとかしなきゃ!!いい演奏会にするために、そして、あの一体感をまた共有するために、ここからもうひと頑張りしたいと思います。


24日(木)スッキリと晴れました。

久しぶりに連続更新です。
青森から帰った翌日、京都コンサート小ホールムラタにて「Kyoto Ladies Autumn Concert」という催しがありました。7つの女声合唱団がそれぞれ歌ったコンサートの後に講習会があり、講師は青森でもご一緒した雨森先生、ワタクシがピアノを担当しました。このたび取り上げられたのは、三善晃さんの「麦藁帽子」「雪の窓辺で」、信長貴富さんの「ぼくが死んでも」「種子」の4曲。時間の関係で全曲をたっぷりという訳にはいきませんでしたが、参加された皆さんが、あの時間の中で起きた事、それが音楽的な事であれ、お話の内容についてであれ、何かを持ち帰って下さったとしたら嬉しく思います。思いがけず後輩ピアニストさんに会えたり、久しぶりに会う人たちの元気そうな笑顔を見られたのも嬉しい事でした。

昨日は、名古屋で合唱団うぃろうの練習に参加。来年二月の演奏会のための初合わせでした。初めて取り組む曲もあり、どうなるか少々不安でしたが、やってみるとそれほどややこしくはなく、全体像がなんとなく見えてホッと一安心。ただ、みんなと合わせる練習日が限られているので、ここからは自分の「想像力(妄想力?)」が勝負といえるでしょうか。諦めずに頑張ってみたいと思います。

明日は久しぶりのオフ。練習せねばならない曲は山積みです。とは言うものの、疲労のたまった身体を癒す大切な日でもありますし、なんとかうまくオンオフを切り替えて過ごしたいと思います。

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