2009年12月の独り言

5(土)朝のうち冷たい雨がしとしと。午後には日差し。

今日は大津曳山コンサートに出演。第一部で小品をいろいろ、第二部ではまずクラリネットとのデュオでルトスワフスキ、そしてメインにベートーベンのトリオを演奏しました。
合唱シーズンのまっただ中に久しぶりの室内楽だったためか、家で一人で練習していてもなんだか楽しくて、「ベートーベンってこんなに楽しかったっけ?」と思うくらい、弾き始めると気分がハイになってイヤな事を忘れる、あぁしゃーわせ、という状態でした(笑)。
日本では、年末に第九を聴くのがすっかり定番になっていますが、あれはなんでしょうね。不思議です。でも、今回ベートーベンを久しぶりに練習していた時、やたら昔を振り返っては「その頃があって今があるのだ!」なんて力が湧いたりしていたのです、確かに。ベートーベンにはそういう力があるのかな??ダメな自分もあるけど、反省しながら前向いて行こう、みたいな感じ。モーツァルトよりワタクシたちの目線に近い気がします。そばにいる友人や家族を、また自分の中を丁寧に見つめるような目線。さて、皆さんはどう思われますか?

明日はガラリと変わって合唱デー。お昼間に豊中市合唱祭にてクリトメリアの伴奏で、千原英喜さんの「みやこわすれ」より「はっか草」、夜には神戸大学混声合唱団アポロンの定期演奏会で、北川昇さんの「まだ見ぬあなたへ」全曲を演奏します。奇しくも北川さんは千原さんの作曲のお弟子さんです。詩に対するぬくもりのあるまなざしなど、お師匠様譲りだなぁと感じます。いよいよ外は少しずつ寒くなってきました。心のあったまる演奏をお届けできれば、と思います。


7(月)くもりです。

さすがに今日は身体がドヨーンとしています。昨日は大変な、でも充実した一日となりました。
久しぶりの豊中アクア文化ホールの舞台は、懐かしく心地よいものでした。思えば昔、ソロリサイタルもデュオリサイタルも、幾度となくここの舞台でさせてもらったもんなぁ。。今回は豊中市合唱祭の第50回記念との事で、ゲスト団体とひとつとして出演したクリトメリア、彼女達らしくいい響きに助けられて気分良く歌えたように思います。

そして神戸へ。三宮で昼食を摂ってから、と思ったけど、日曜日お昼間の人ごみにすっかり気後れしてしまい、ドリンクなど購入してそのまま早めにホール入り。夏のお母さんカンタート以来の文化ホール、その時の楽しい思い出がいろいろ蘇って、ワクワクした気分といいテンションで楽屋入りしました。リハでいろいろ微調整した事もあって、本番は集中と解放の両方を楽しむ事ができ、また温かいお客様の拍手にも助けられました。終演後の学生たちのいい笑顔に、新たに元気をもらいました。またいい作品が世に送り出されましたね。その一端を担う事ができ、本当に光栄に思います。声をかけて下さった伊東さん、北川さん、ありがとうございました。

打ち上げでは、来年以降の話もチラホラと出たりして鬼が大爆笑しておりますが、ワタクシなりのペースを守りながら、さすらいのぴやの弾きとして誠実に活動を続けて行こうと思います。

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