2006年7月の独り言

3(月)薄日が差しています。最近自分が雨女か晴れ女かわからん。。

怒濤の二日間を終えて一言。生演奏は爆発だ!そして両日共、舞台の上の人間同士、そして客席と舞台がエネルギーを交感し合えた事を幸せに思います。
まず、こまくさハイマートのジョイント。ハイマートの単独曲「心の四季」を演奏するという事は私にとって、たとえば「気持ちを伝えるのに、メールより手紙を書く事の良さを伝える」のに似た感覚がありました。もらった相手も封筒の差出人を見てちょっとドキドキしながら封を開ける事から何かが始まる、というような(わかりにくいでしょうか。。)。勿論下手でもいいから直筆がいいだろうし、どこかの文章をそのまま借用するより自分の表現がたくさんちりばめてある方がいいだろうし。少なくとも、見かけの技術の高さではなく、いかに今の自分の本音、ありのままが表現されているかが大切でしょう。ハプニングがあったりして集中を途切らせないのが大変だったけど、指揮の伊達くんが思ったよりずっと落ち着いていました。
合同の方は、皆の本番の集中が心地よくて、あの場所(合唱団と指揮者、お客様に囲まれた所)にいて楽しくて仕方なかったのです。途中何度かピアノの弦が「ジャリン!」と鳴ったりして、演奏中に弦を切ってしまわないか心配でしたが、なんとかもちました(苦笑)。ある時は弦を切るか切らないかの境目(?)くらいのダイナミズム、ある時は弱音でもただ弱いのではなく細やかな祈りのニュアンスを保ちながら、あの作品全体に流れるポップな感じやグルーブする感じを出したかったのです。本来はオーケストラによる演奏と歌う訳ですが、ピアノとの演奏でも歌い手や聞き手が「アリだな」と思って下さったとしたら嬉しく思います。
明けて昨日。前日12時まで打ち上げに参加したにもかかわらず、昼本番だったためアルティに9時半到着。さすがに疲れはありましたが、自分たちの本番前日にわざわざジョイントを聴きに来て下さった団員さんもいらっしゃるし、その意気に応えたいと思いました。2ステージとも当日リハが思いの外うまくいって、その事で逆に不安にかられたりしましたが(笑)、本番も楽しく過ごす事ができました。第一部ではそれぞれ色違いのポロシャツを着て企画ステージを、第二部ではドレッシーにお召し替えしてかっこいい宗教曲を、苦労しただけ楽しんで歌ってらっしゃったように思います。打ち上げには前指揮者の伊吹先生も来て下さり、「大変素晴らしかった!」とご挨拶下さいました。この団の成長の具合を、きっと誰よりも心配してらっしゃったはずです。そして、わりあい最近入団された方々が全員「これからもどうぞよろしく!」とご挨拶されていたのは、本当に嬉しい事です。
二公演に共通して言える成功の原因のひとつは、集客努力にもあると思います。ジョイントの方は、ホール近隣の住宅へ向けて10000枚(!)ポスティングをしたらしい。その中から160人以上の方が来られたそうです。数字だけみると無駄な数が多いように見えますが、だいたい普通は1パーセントの確率だそうですからかなりの手応えとみていいでしょう。そして印刷したパンフレットは全部なくなったのだとか。これは嬉しい悲鳴ですね。
楽友の方は、新体制になって初めてのコンサート、やはり「失敗する訳にはいかない!」というプレッシャーもあり、皆さん静かに燃えてらっしゃったようです。
結果、二日間とも驚くほど多くのお客様に恵まれて歌う事ができました。幸せな二日間のために心を尽くして下さったすべての人たちに感謝します。


6(木)曇り時々雨。でも持って出た傘を一度もささずに帰宅。。これってラッキー?

久しぶりに夕方以降仕事のない日。午前中クリトメリアの練習があって、昼食をはさんで実行委員会の打ち合わせに立ち会った後高槻まで戻り、初めての近所の美容院に行こうと思ったらいっぱいで明日に予約、そのまま帰らず思い立って西武のバーゲンへ。
化粧品売り場で気になっていた新製品の口紅をいろいろ見て、気になっていた美白のシリーズも説明してもらい、ここのところの自分へのご褒美に口紅1本と美白のシリーズを両方購入!
ここ何年かで肌が乾燥しやすくなったり、疲れが顔に出やすくまた抜けにくくなったので、比較的スキンケアのものを中心に、昔よりすこーし化粧品をマメにチェックするようになりました。隠す化粧ではなく、「人が心配しない程度に血色良く見せる化粧」(笑)を心がけています。しかも最近は車移動ではなく毎日徒歩移動となったので、肌が外気にさらされる時間も増えた訳ですね。さて、今日の収穫がどの程度効果を発揮するか、しばらく様子を見てみる事にしましょう。。


9(日)くもり時々晴れ。暑い。。

谷混のサマーコンサート「恋の暑中見舞い」は、大勢のお客様に恵まれ幸せなひとときとなりました。来て下さった皆さん、梅雨の蒸し暑さの厳しい中、本当にありがとうございました。
直前の練習でのワタクシや敏腕ステージマネージャーの藤田さんからの叱咤激励、企画ステージの準備段階での細かいイザコザなども、当日には踏まえたものになっていたように思います。客演指揮者を招かずに自分たちで音楽も作り上げなければならなくて、技術系の委員たちも大変だったと思います。ワタクシも短い時間の中で伝えきれなかった部分もあったかもしれません。もちろん課題は山積み、でもまだゴールではないし、方向を大幅に間違っている訳ではないので、そこはこれから克服するためにまた頑張りましょう。何より、4月から迎えた新しい仲間たちが本当に楽しそうでしたよね。もう少しやってみよう、と感じてくれたなら本当に嬉しく思います。大学合唱団はどんどん形が変わりますから、後ろに繋ぐためにまずはそこが基本になります。皆さん、楽しい事も苦しい事も、自分が感じた何かをお互いにどんどん伝え合って下さい。そのためにまずは続けてみてください。後期、また元気に再会できる事を楽しみにしています。


15(土)晴れた。暑い。。

今日は大阪で35度を超えたとか。ここのところ暑すぎます。皆さん水分は充分に摂りましょうねっ。
ところで突然ですが、今月末ウチの車が黒いカルディナから赤い◯◯◯◯◯になります。今日、その手続きに行ってきました。車種などはナイショにしておきます。ふふふ。またこの日記で詳細を発表しますから、お楽しみに。つーか、ワタクシ自身楽しみだなぁ。。


18(火)雨がずぅっと降ってる。洗濯物が乾かない。布団が干せない。。

この前の日曜日は、大阪大谷大学合唱団と神戸大学混声合唱団エルデと大阪大学男声合唱団のジョイントコンサートでした。ワタクシは阪大男声の単独ステージにて、信長さんの「くちびるに歌を」から3曲を伴奏。聴きに来て下さった皆さん、ありがとうございました。
今年はたくさんの一回生を迎える事ができました。これは本当に嬉しい。もちろんその分技術的にはまだまだ粗削りなところが多いし、文句を言いたくなるような声もあちこちから聞こえてきたけれど、この曲に愛着を感じて歌っている人が確実に増えているようなのです。これは、誠意を持って歌い続けるためにとても大切な事だと思います。ただ漠然と歌うのではなく、「ここをいい声で歌いたいから、練習しよう」が大前提だと思うのです。闇雲にいい声を出すだけじゃ、きっと空虚です。そういう事を上回生はどんどん下回生に伝えていってほしいと思います。
何度も言うけど、各合唱団の皆さん、ワタクシの事を有効利用してください。ヒントはいろいろ出しているつもりなので。少し耳や目を敏感に広げてみると、いろんな事がわかってきます。自分だけじゃ思いつかないような事も、ふと発見できたりします。いろんな感覚にフタをするみたいに歌わないで、できるだけリラックスして、広い気持ちで音楽に身を任せてみて下さい。


22(土)久しぶりに雨の降っていない朝。

前期の合唱演奏会が一段落しました。演奏会と言えば、先日の「アルティ声楽アンサンブルフェスティバル」に出演されていた三重県のEST、本当に素晴らしかった!久しぶりに客席でワクワク興奮する演奏を聴きました。「あんな風に歌ってみたい!」とウズウズしましたよ!チャンスを見つけて、また是非聴いてみたいと思います。イタリアにコンクール出場のために行かれるとか。持ち味を存分に発揮していい演奏をされれば、いい評価は自ずとついてくると思います。期待大です!
さて、シーズンオフになればもう少しゆっくりできるかと思っていたけれど、9月以降の後期に向けてもう既に活動は始まっています。まずはクリトメリアの演奏会(今後の放浪予定参照)かな。その前に8月に気になるイベントが3つ4つあるし。そうして、この梅雨空も手伝って、相変わらずの「休日にまとめて家事する生活」が続いております。今朝は布団を干して、たまった洗濯物を外に干して、掃除機をかけた後にフローリングにワックスかけて、なんてしていたので、朝から汗だくになりました。掃除って体力要るなー。


25(火)くもり時々雨。干した洗濯物が微妙。。

8月に控えた演奏会や録音の準備に毎日アセアセしているワタクシです。
今日は中旬にあるコンサートの合わせで、ウチに歌い手のT先生がいらっしゃいました。2曲伴奏するのですが、取り組んだ事も聴いた事もない曲で不安な中、合わせがスタート。でも不安なワタクシに対してT先生は穏やかな表情で接して下さり、所々アドバイスを頂いてなんとか形が見えてきました。
このコンサートでは他に数人の伴奏をしますが、やはり合唱の伴奏とは使う神経が違います。一人の声という楽器に対して全体のバランスをとる事になるので、よりきめ細やかな表情や音量のコントロールが要求されます。でもワタクシ、「何をどの程度コントロールすれば、この音楽が聴いて下さる人に心地よく伝わるか」「ワタクシがこの歌い手さんに感じるいい所をどうすれば皆に伝えられるか」というような作業が大好きで、そのための練習は手間がかかるけど楽しいのです。
さぁ、あと少しの日数でできるだけの事をしよう。共演者との幸せな時間のために。聴いて下さる方々との心地よい空間のために。


29(土)蝉の大合唱が聞こえます。暑くなりそう。。

7月ももう終わりですね。今年は思いのほか時間の経つのが速くて焦ります(苦笑)。で、なんでかなぁ、と考えてみたんです。家にいる時間が去年より明らかに少ない上に、抱えている曲数が多いので、さらうだけでも相当な時間を要してしまい、家事が後回しで休日にフル回転。これです。しかも、信頼できる人との共演が多い。という事は、さらに練習に気合いも入る!結果、時間がサッサカサッサカと進む訳です。ワタクシ、「のんびり屋」と「せっかち」の混合人間なので、時々一人で混乱していたりします(笑)。
よしっ!ここは多治見ゴーヤを食べて麦茶を飲んで、夏バテ知らずで元気に乗り切らなきゃ。さて、練習練習。。

翌月(2006年8月)の独り言はこちら

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