2003年9月の独り言

8(月)晴れ

全国大会以来のカンティサクレの練習に行って来ました。彼女たちはその後もおごる事なく懸命に練習を続けています。そして同じ曲でもより良くなるために試行錯誤を繰り返し、バランスを少し変えるためにパートを1、2人入れ替えしたり、もう一度言葉の処理を丁寧にし直したり。面倒だけれど、質を保ったり更に高くするためには、そういう事が一番大切なのでしょう。結果を出した事についても、「嬉しいけれどそれはそれとして」と割り切った感じがします。冷静に、しかも着実に次を目指しているんですね。今は比較的若い団だけれど、永遠に若い訳ではないし、これからいろんな部分で維持する事の大変さが表にでてくると思います。いい音楽を作る団でありつづけてほしい、そこに少しでも長く一緒に参加できたら幸いです。


24(水)大雨、いやぁ降った降った

今日はこの日曜日のゆきやなぎコンサートに向けての、最後の練習日でした。
この団は、2年ごとに単独演奏会を開催しているのですが、実はこれってすごい事なのですよね。プロでも2年に1回リサイタルを継続させるとなると、その周期がプレッシャーとなって押し寄せてくる訳ですから。彼女たちのコーラスにかける情熱には、ただただ感心するばかりです。ウチの母親より年上の方もいらっしゃる訳ですが、フットワークも軽いし、好奇心旺盛でパワフルです。将来私もあんな風に
「音楽をやってる人は生き生きしていていいな」
と周りに感じさせるようになりたいものです。


30(火)最近朝晩冷え込んでます でも昼間は暑いほど晴れ

おとといの日曜日、ゆきやなぎのコンサートを終えました。304名収容のホールに、お客様が296名入ったらしい(!)。素晴らしい事です。
そしてステージも客席も、雰囲気が非常に良かった。これも実は貴重な事だと思います。と言うのも、指揮者が緊張していたりすれば、さすがのメンバーにもそれが伝染してしまうかもしれません。また、プログラムは世間に良く知られているものを選んだ訳ではないので、お客様が最後まで集中して聴いて下さるか、その時になるまでわからず少々不安でした。
でも何の事はない、誠実に音楽に取り組む姿に共感する人がいない訳がないのです。そして、ゆきやなぎの指揮者は二人とも大した人です。うまくリハから彼女たちをノセて無意識のうちにいつも通り、楽に歌わせてくれました。私は本当に一日中幸せな気持ちでした。


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